でもやっぱり可愛そうであまり遊びに連れて行けない私たちの変わりに仕事が落ち着いて居た壱が良く遊びに連れて行ってくれた


だから南は未だに私たち両親よりも壱との方が仲良かったりする


空手を習いたいと始めに話したのも壱にだった


それを聞いたとき少し複雑な思いをした


家に着き南は慌ただしく家に入りお風呂に直行


『南戻ったのか』


『うん、お風呂入ってる』


健に聞かれて言う


『そっか、未衣は寝たよ』


『え~ご飯食べた?』


『ちょっとだけな、寝ながら食べてたよ』


『はぁ~また夜中に泣くね』


『そうかもな、頑張れママ』


なんてのんきに言う健を睨む


しばらくして南がリビングに来た


『お帰り南』


『父さんただいま』


『南、空手どう?』


壱が聞いていた


『楽しいよすごい』

笑顔の南にご飯を出した