あなたへ

健との待ち合わせ時間に私は待ち合わせ場所に来た


健はやっぱり先に来ていてちょっと落ち着きがない感じだった


『よお』


私に気づいて手を上げた健の元に覚悟を決めていく


『お待たせ』


いつもの飲み物を頼み健と向き合う


『ごめんな急に』


『いいよ、で、相談って?』


すかさず本題を聞く

『俺ね、好きな子が居るんだ、でも今の関係壊すの怖くてどうしたらいいかわからない、それに一度フラれてるってかフッた形になってるから今さら何て言えば言いかわからないんだよ』

健はそう話した


ああ…やっぱりそうか…


泣きそうになる

こんなことならもっと早くに気持ちを伝えればよかった


『後悔しないためにも伝えるべきだよ、言わなくて後悔するくらいならちょっと伝えた方が…』


そう健に言いながら私は自分に言っているように感じた