あなたへ

何を返せばいいか解らず結局携帯を握りしめたまま眠ってしまった


翌日は久しぶりの休みで私は家で仕事をしていた


最近休みはいつも自宅でパソコンとにらめっこ


しばらくパソコンを見ていたら電話がなる



相手は壱からだった


『もしもし』


『久しぶり元気?』


『仕事忙し過ぎて死ぬ』


『頑張ってるんだな、でも楽しいんだろ?』


『うん楽しいよ、そうだあのね、昨日健に会った』


そう壱に話した


『おう、遂に逢いに行ったのか?』


『いや違う偶然仕事で会ったのもうびっくりしたよ』


『でもよかったじゃん』


『よくない』


私は今の気持ちを壱に話した

再会は嬉しかったけどどうしたらいいか解らなくて


まだ健の事を聞けるほど強くなれてる気がしなくて怖いと話した


『まあゆっくりでいいんじゃない?そうそう俺冬からそっちに転勤になった』


そう壱が言う