思いもよらない再会に言葉を無くす私


『神埼さん?どうしたんですか?』


何も言わない私に矢野くんが言う


仕事だと言うことを思い出して私は慌てて名刺を出し挨拶する

『始めまして今回担当させてもらう神埼です』


『矢野です』


私に続き矢野くんも名刺を出し挨拶する


『どうも今回こちらの担当の佐伯です』


健がこっちを見て言う


久しぶりに見た健は前以上にかっこよくなっていてもう立派な大人の男の雰囲気がした


『ではそう言うことでお願いします』


仕事の話を打ち合わせて終わった


『ではまた後日、お伺いします』


そう言い矢野くんと部屋を出ようとしたときだった


『神埼さん、少し時間いいですか?』


健は私を呼び止めた


『あ、はい、矢野くん先に行っててくれる』


『わかりました』


矢野くんはそう言い先に出て行った