仕事を終えて帰ろうとしたら橘さんに呼び止められた


『神埼、送るよ』


『良いですよ』


『遠慮すんなよ、飯でも食べに行かないか?』


断る私に橘さんはそう続けた


『ご飯ですか?でも…』


『仕事の仲間として食べに行くくらいいいだろ?ほら乗れよ』

橘さんはそう苦笑いして言う


『わかりました』


そう言い橘さんの車に乗った


そう私が一瞬戸惑ったのは橘さんには2ヶ月前に告白されてたから


まあ本気か冗談かわからないけど何か気まずくて


橘さんは本当に仕事が出来て厳しいさの中に優しさもあるいい先輩


だから私は辞めずに続けられている


入社当初からよくご飯に連れてきてくれた


その頃はいろんな人も一緒に居たし先輩とのご飯くらいにしか思ってなかった