あなたへ

地元に戻り私は久しぶりの我が家に帰った


両親は全てを知って何一つ言わずに見守ってくれた


健のお母さんのお墓参りにも行った


手を合わせながら健との事を話した


翌日から仕事探しも始めてなんとか広告代理店に就職が決まった


健と別れてからいくらか資格を取ったのが良かったみたいだ


それからは毎日忙しく仕事に追われた


大変だけどやりがいのある仕事で夜遅くまで仕事をした


両親はそんな私を心配していたけど私は周りが言うほど嫌でもなくて


楽しささえ感じ始めていた


新たに始まった日々


健に会いたいその一心で私は仕事に打ち込んだ


自分に自信が持てるように強くなれるように


今は今出来ることをしようとそう頑張り続けた



壱とは相変わらずメールや電話をしている


心配してる壱に私はただ楽しいから大丈夫だと言い続けた