そんな壱に私は次第に心を許すようにはなったけど結局健の事を忘れられなくて


壱と話して私は地元に戻ることにした


壱はもう私が居なくてもきっと幸せになってくれる


壱にその気持ちを伝えたときに壱に言われた


『だよね、やっぱり結衣には健が必要なんだよ、俺ね結衣と居て気づいたんだ、俺が好きな結衣は健の事を好きな結衣なんだってわかったよ』


『ありがとう、壱、やっと壱らしくなったね』


そう言うと壱は笑いながら聞く

『前にも言ったけど俺らしいってなんだよ』


『自信があってさ真っ直ぐ相手を見ててさ、いつも笑ってるそれが壱だよ、前は答えれなかったわからなかったからでも壱と居たこの2年でわかったんだ』


そうだよ壱は自信満々でいつも笑ってて側に居る人から目を反らさないそれが壱なんだ


そんな壱に私は教えられたから

自分の気持ちから逃げちゃダメだって