それから朝まで壱と話しながら少しだけ眠った


しばらくして壱に起こされて私は帰る事にした


壱が早めに帰らなきゃきっと健が不安がってるだろうからと言ってくれたから


私は何もなかったように家に付きドアを開けた


中にはもう健が起きていた


『おかえり』


健は私を見て言ってくれた


『ただいま、急にごめんね』


健の目が見れない


『いいよ、たまにはね、莉子元気だった?』


健に聞かれた


『うん元気だったよ』


そう言った


上手く誤魔化せて居るのかはわからなかった


『そっか、結衣、寝なくて大丈夫?少し寝たら?』


健はそう言ったから私は『そうするね』

そう言い部屋に戻った


健に嘘を着いたことがやっぱりすごく心苦しかった