彼女はきっと健が好きなんだろう見てればわかる


だから健にそう何度かはなしたけど返ってくる答えはいつも同じだった

『あいつには地元に彼氏が居るし、ただ課題の班が一緒なだけだから仕方ないだろ』


何度言っても連絡を取るのを辞めない健に私はいつしか諦めてしまった


結局未だに何かあればああやって連絡をしてきては楽しそうに話してる


『はぁ~』

ため息を付きながらシャワーを浴びた


出てきた頃にはみんな酔っぱらっていた


『お~結衣ちんセクシィー』

何て言う壱を健が叩いていた


『私、先に寝るね、おやすみ』

そう言い部屋に入る

多分あのままあそこに居ても健に嫌なこと言って

あの場の楽しい空気を壊してしまいそうだったから


結局私は何も考えず眠りに着いた