あなたへ

だからこの時私は健が本当は気付いてた事に気づかなかった


私が健の思いを知るのはもっと先の話し


健に言われたまま私はシャワーを浴びた


気持ちいいシャワーの中で私はやっぱり今の関係は良くないと

健に嘘を着いて隠れて壱に会うのは健にも壱にも自分にも良くないと思ってしまった


だって健の優しさが今はスゴく痛いから


だから私は壱に会わない様にするための決心を着けた


私は健の側に居ることを選んだんだから


健を傷つけちゃダメなんだそう思ったから


シャワーを出てからリビングに向かう


下を向いて頭を抱えてる健


少し切なそうな顔をしている様な気がした


私はゆっくりリビングのドアを開けた


『ああ…結衣、出た?じゃあ俺もシャワー浴びてくるね…疲れたでしょ先に寝てていいからね』

私に気づき言う健はやっぱり少し辛そうに見えたけどすぐに笑顔を見せたから気にしなかった