あなたへ

恐る恐る携帯の通話を押す


『結衣?今どこ?』


心配そうな健の声を聞くと胸がスゴく痛くなる


『ごめんなさい、ちょっと店の子と話してた』


こんな言い訳バレちゃうのに他に思いつかなくて言ってしまった


『そっか…ならよかった、今はまだ店?』


健は信じてる様でそう聞いてきた


『今は家の目の前だよ』


『そうなんだ…じゃあ早く帰ってきなさい』


優しく言う健


『うん』


私は健の思いなんて知らずにただそのまま健の言葉に安心していた


家に着いたら健が玄関で待っててくれて


きつく抱き締められた


『健?』


『遅くなるなら連絡くらいしといてね、帰って居ないから心配したよ』


私を離して言う


『ごめんなさい』


『仕方ないから許してあげる、ほら先にシャワー浴びなさい』


優しい健