帰ってから壱と話したことを思い出していた
あの時壱と始めて会った日の朝壱が私の手を掴んで行くなと言っていたのは南さんへの思いだったのだと
そして壱が見せる寂しそうな悲しそうな顔は彼女に向けられたものだったと知った
それと同時に壱の私への気持ちが痛いくらい伝わった
でもどうする事も出来ない
だって私は健の側に居ることを選んでしまったから
あの時壱の側ではなくて健の側に居る道を
壱に対する気持ちが今なんなのかはっきりわからない
でも泣いて側で見守って居たいと言ってくれた壱を突き放す事が出来なかった
私もどこかで壱が幸せになるのを見届けたい
そう思ってしまったから
ちゃんと人と付き合えない彼はきっと今誰かを本気で愛してないそう感じた
彼がいつか心から愛せる人が来るのを私は願いたかった
あの時壱と始めて会った日の朝壱が私の手を掴んで行くなと言っていたのは南さんへの思いだったのだと
そして壱が見せる寂しそうな悲しそうな顔は彼女に向けられたものだったと知った
それと同時に壱の私への気持ちが痛いくらい伝わった
でもどうする事も出来ない
だって私は健の側に居ることを選んでしまったから
あの時壱の側ではなくて健の側に居る道を
壱に対する気持ちが今なんなのかはっきりわからない
でも泣いて側で見守って居たいと言ってくれた壱を突き放す事が出来なかった
私もどこかで壱が幸せになるのを見届けたい
そう思ってしまったから
ちゃんと人と付き合えない彼はきっと今誰かを本気で愛してないそう感じた
彼がいつか心から愛せる人が来るのを私は願いたかった


