あなたへ

まさか健ができるなんて思いもしなかった


『健出来るの?』


莉子が聞く


『まあ…基本的なのなら…』


『本当に、悪いけどこっちで作ってもらっていい?』


そこにいた店の人が健に言う


『はい』


健は上着を脱いで私に渡して渡されたエプロンを付けてバーカウンターへ入る


それから少しして出されたお酒を店の人と莉子ともう一人の幹事が飲んでる


『おいしぃ~』


『君凄いね本当ちゃんと出来てるよ』


『お願いしていいかな?』


『俺で良ければ』


『頼むよ、バイト代はちゃんと出すから、これアレンジメニューの作り方だから参考にして』

『はい、わかりました』


結局健は二次会でバーテン決まりみたいです



『結衣、ごめんね、ありがとう助かったよ』


莉子は手を前にして言う