あなたへ

まあ泣かずに居れるわけないよね


『仕方ないじゃんめちゃくちゃ感動したんだもん』


『本当よかったよね、李梨幸せそうで』


『うん、安心した…彼なら李梨任せれるね』


それから荷物を持って披露宴会場を後にする


出口で待っている李梨に言う


『泣かせ過ぎ』


『いやいや結衣が泣き虫なだけだよ』


『え~ん、李梨よかったね幸せになれよ』


『ありがとう、今度は結衣の番だからね』


『うん』


そう話して李梨から離れる



この後は二次会


幹事は莉子と旦那さんの友達


莉子は何度かその友達に会ってはいるらしい


だから私たちは先に二次会の場所へ向かう


『結衣、俺ちょっと電話してくるな』


健がそう言い何処かに電話かけに行く


珍しく慌ててる健が少し心配になった