SUN or RAIN②





言ったけど



「近づいたんじゃないもん……」



そう言うと時雨君ははぁ~とため息をついた



「わかってる……妬いただけ」



ごめん、と言って頭を撫でる



「うん…あたしもごめんなさい」



頭を撫でていた手はあたしの手を握った




「行くか」



「うん!」



あたしは手をぎゅっと強く握り返した





時雨君は途中でタクシーを拾い、乗って着いたのは………