「連絡……なかったのはっ……つらかったけ、ど……! 会えなかったのがもっと…つらかった…… ワガママだって分かってるけど……… 会いたかった――」 「ん、俺も……」 ぎゅっと抱きしめられて、瞼に時雨君の唇が触れる。 「今度、デートしよう……今までの分」 「……うん」 大分仕事はないから日曜日に行こうとなった。 「さっきの奴誰?」