なかなか泣き止まないあたしは中庭に連れてこられた。 あたしはベンチに座り、時雨君は膝をついて向かい合わせになる。 時雨君はあたしの頭を優しく撫でておでこにキスをする。 「ごめんな……言っても言い訳にしかならないけど…… ケータイ取られて連絡出来なかった。 本当は3日で終わるはずだったけど、 追加されて1週間に延びた。 ごめん……」