SUN or RAIN②





「……社長」



「ハイハイっと……」



ガサガサ――



親父が取り出したのは1つのカギ。



「これはお前が仕事する部屋のカギだ。

1014、10階だ。

まぁ行けば分かる」




俺はそのカギを受け取る。



「それと……






ケータイ置いていけ
仕事の邪魔だ」



俺はポケットから出してデスクの上に置いた。