「……社長」 「ハイハイっと……」 ガサガサ―― 親父が取り出したのは1つのカギ。 「これはお前が仕事する部屋のカギだ。 1014、10階だ。 まぁ行けば分かる」 俺はそのカギを受け取る。 「それと…… ケータイ置いていけ 仕事の邪魔だ」 俺はポケットから出してデスクの上に置いた。