SUN or RAIN②





樹里は一瞬悲しそうな顔をしたがすぐに笑って大丈夫と言った。




無理して笑ってるのが分かる。




ごめんな――……


















その日は家に帰らずに親父の会社へ向かった。




自動ドアが開き中に入るとそこにいた人たちが挨拶をしてくる。


「時雨様っ……!」


「時雨様よ! やっぱりかっこいいわぁ」