振りほどこうと試みたものの強くて振りほどけない。 ~~~~!!!! 時雨君が手を離して言った。 「わかったか……強いと思ってても樹里、お前は女の子なんだ。 男には勝てない」 「っ……でもっ」 ほおっておけないし……。 「ケガするくらい無茶はするな。 何かあったら俺に言え」