「喜屋武さん、喜屋武さんっ」

彼女の肩を掴んで揺さぶる拓斗。

「しっかりして下さい、天神学園に帰るには、喜屋武さんだけが頼りなんですよっ」

「う゛う゛う゛…揺らさないれぇ…」

「いつまで酔ってるんですかっ、こんな所にずっといられませんよっ?」

「天井がぐるぐる回ってりゅんれす…休ませてくらはいっ…」

喜屋武の言う事は要領を得ない。

完全にヨッパのお姉さんだ。