危機感がないにも程がある!

今にもチビモゲラ達は、豪邸の扉を破って内部に侵入しようとしているのに。

中にいる生徒達は、皆が皆戦闘要員という訳ではないのだ。

早く手を打たないと、スペシャルバカだけでは全員を守りきれない。

しかし。

「言ったでしょう…?」

六本目のピンドンの瓶が空になる。

その瓶を静かに置いて。

「既に手なら打ってあるって」