幸せなんて、知らない。

菜緒side

夜ご飯の片付けも終わったし、

寝よっかなぁ。

傷も少しずつ痛み出したし・・・。

あーもぅ、なんであたしがこんな目に遭わなきゃなんないのよ。

なんにもしてないじゃん。

あのことでまだ怒ってるとか、

信じらんないし、

あっちから勝手にいってきただけやん。

あー、わけわからんっ!!

あれゎね?

まだ、愛と仲が良かった頃の話。
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「ねー、菜緒、あたし、春樹先輩のことが好きかもっ♡」

「まぢっ!?応援するよっ!!」

「ありがとねッ!!」

私たちゎ、手を取り合い、こう約束をした。

「菜緒、絶対に、春樹先輩に告ったりしないでね?」

「わかってるよー!大丈夫ダイジョーブッ!☆」

「よかったぁぁ・・・。」

「そんなホッとするもん?」

「するよー!!」

「そーゆーもんかなぁ?」

「ぅんっ!!」

そんな恋バナをして、約束をして、

数日が経ったある日のこと、