明日は彼女は仕事のはずだ、夕方、会いに行ってみよう、メールでも、ちゃんと伝えてまずは会ってもらいたいって、真剣だって…伝えなくちゃな…

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連絡先を交換してから、俺は自分の予定とか近況なんかをメールするようになった。



それに対して彼女は簡単な感想やらをさらりと返してきて、自分について『私はその日は…』なんて書いてはこない。



逢って初めて感じた、知りたい、離れたくないって想いは急加速して、俺の中で特別な感情に育った。



何をしていても七谷彩乃の笑顔がちらつく。



いつでもいないと分かっている場所でも探してしまう。



想えばドキドキとし始め、抱き締めたくなる。

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俺は七谷彩乃を、愛したんだ…