「ううん、問題はないわよ、大丈夫。実はね、本部やマネージャーとも話をしたんだけどね、彩乃ちゃんさぁ、社員にならないかなぁと思って、契約ではあるんだけど、どうかな?」
最初、店長が何を言ってくれているのか、理解できずに、しばらくぼぉ~っとしてしまった。
「け、契約…社員…」
「そう、そうしたらね、福利厚生のさぁ、保険証とか?有給休暇とか、正社員ほどではないけどあるし、どうかな?ただ、残業には時給がつかなくなるのと、繁忙期に休日でも出勤なんてこともあるかもしれない。」
簡単だがきちんとメリットデメリットを伝えてくれて、選択肢を与えてくれる、有り難くて泣きそうになる。
「ぜひ!お願いします!!頑張りますので宜しくお願い致します。」

