風呂上がりでスッピンで、ルームウェアで明るい蛍光灯が付いた自宅のリビングで…ロマンチックな要素は何一つないのに…
この上なく甘い気持ちになってしまった…
『私は、この人とこれからを生きていきたい…私も翔哉を求めてるんだ…』今更ながらに強く、強くわかった瞬間だった。
返事をすると、ギュッと抱き締めてくれる。
箱を持った手は二人の体の間で…なんだかモゾモゾ…翔哉も思ったのか、少し体を離すと、私の左腕を自分の背中に回すようにしてくれる…うながされ右腕も翔哉の背中に回し、ドキドキしながら抱き締めかえす。
それを感じた翔哉がまた、ギュッと強く抱き締めてくれた。
私の肩に顎を軽く乗せながら耳元で話し出す。
「これから先、ずっとずっと、変わらず愛してる…紗彩も…もちろんだよ?」
くすぐったさを感じながら、言ってくれた言葉に、一度止まった涙がまた、頬から落ち、翔哉をも濡らしていく。

