そして、……幸太の胸に直接聴診器をあて、さらにそのライトを幸太の目を開けながらあてて何かを確認した。 「10月3日午前零時11分、小林幸太さん、ご臨終です…心よりお悔やみ申し上げます、このような結果になりましたこと、申し訳なく感じております…」 そう、静かにいった……… (こ、うたさん、が?死んだの?) (う、そ!?よね?…) 「こ うた…さん…?ねぇ、幸太さんっ!」 彩乃はベッドにすがり付くように紗彩とかけより、大声で叫びながら掴みかかり、肩を揺すってみる。