「別にね、先輩のことも嫌いではないの。 ちょっと暑苦しい人だなーっては思ったりするけど…。 ただ、まだ聡と別れたばかりだし、今はそんな気分にはなれない」 「ゆっくりでいいと思うよ。無理して付き合う必要はないんだから。 焦らず、じっくり考えていこうよ」 「ありがとね、深月」 私がそう言うと、深月は照れ臭そうに笑った