昨日千里が早退した ぼーっと千里の席を眺めていた俺の耳に女子たちの笑い声が入ってきた 「いい気味よねぇー」 「ほんとほんと。大槻先輩にまで手を出したんだから、あれぐらいしないと」 「今頃倉庫の中で泣いてんじゃない?」 そこまで聞いて俺は教室を飛び出した 授業開始のチャイムが鳴っていたが、そんなことどうでもよかった あいつら千里に何を・・・