深月ちゃんから千里ちゃんがいなくなったって聞いたときは、心臓が止まるかと思ったよ この倉庫の前を通った時、微かに中から物音が聞こえたんだ 急いで駆け寄って声をかけたらか細い声で「先輩?」って 「千里ちゃん、今日は帰ろう?」 深月ちゃんが鞄を取りに教室へ走っていく 「ねぇ、千里ちゃん。抱きしめてもいい?」 「え?」 「嫌って言われても抱きしめるけど」 戸惑う千里ちゃんを思いっきり抱きしめた