高校に着いた
助かった。
説明し忘れたが俺の行くことになる高校は、静躪高校 海まで100mもない
この高校にはプールが無く、夏は海で水泳をするという面白い高校だ
学食も魚介類の種類がハンパないらしい。 校門には横幅が1m以上ある横長のコンクリートに、静躪高校という石で出来たプレートが張り付けられている。
「あ、真野ー」
五月雨 日延は、走っていってしまった。 恐らく中学生の時の友達だろう
何なんだアイツ
改めて思った。
ボーッと立っていると肩を押された。
「よお ウコン元気か?」
「なんだ転び屋か」
転び屋とは、本名 湖彌 楠籐(こみ なんとう) コイツはしょっちゅう転びまくっていたので転び屋と言われる様になった。
ズテッ 
「おい大丈夫か」 やはり転び屋だ
「入学式からこれか・・・」ため息をついた
「あはは 大丈夫 大丈夫」 転び屋は膝を叩いて土を払った
「お、開門したぞ」 
カチャッ… 玄関が開いた この学校は 押してドアを開ける様式だ とたんに人が入っていく 俺らもそれに続く
「おおおー高校生だー」 転び屋が叫ぶ
「…そうだな」 と俺  靴を脱ぎ、上履きに履き替える そして玄関を進むと色々な展示物が貼ってあった まず入学おめでとうの文字これは小学校でも中学校でも見た事がある 学校目標など そして1年のクラスの通りに行くと 運命のクラス分け ここで1年の学校生活が変わる 
「おい、ウコン 俺ら同じクラスだぜ!」
あ行から見てみる……う、日延も同じクラスだついでにさっき名前を呼んでいた真野という奴もだ
「どうしたんだウコン?」
「い、いや何でも」
ここから高校生生活が始まるのか…