そして、その音はセシリアたちにも感じられるものだった。二人を包む光は相変わらず眩しいが、なんとか目をあけられるようになっているのだった。そして、そうなると膜がまるで生命を持つように脈打つ様子がみれるようにもなっていた。
「どうなっているの?」
呆然とした様子でそう呟いているセシリア。
「邪霊王、お前の思惑は潰れるだろうね」
シュルツは光の膜と邪霊王を交互にみながら、そう言っている。
「一体、何が起こっているというんだ」
「わからないかい? あるべき姿に戻るだけだ。それも、お前のおかげというべきかな?」
膜の光が明るくなってくるのを期待するような目でみているシュルツ。彼は、膜の中で何が起こっているのかがわかっているような目をしているのだった。そんな彼の様子に、邪霊王は何かを感じている。
「お前はこうなるというのがわかっていたのか?」
「どうなっているの?」
呆然とした様子でそう呟いているセシリア。
「邪霊王、お前の思惑は潰れるだろうね」
シュルツは光の膜と邪霊王を交互にみながら、そう言っている。
「一体、何が起こっているというんだ」
「わからないかい? あるべき姿に戻るだけだ。それも、お前のおかげというべきかな?」
膜の光が明るくなってくるのを期待するような目でみているシュルツ。彼は、膜の中で何が起こっているのかがわかっているような目をしているのだった。そんな彼の様子に、邪霊王は何かを感じている。
「お前はこうなるというのがわかっていたのか?」


