セシリアのその声にカルロスとウィアも目を覚ましていた。その彼らも先ほどまでいた場所との違いに驚いているのだった。
「ウィア、ここがどこかわかるか?」
「私だって、万能じゃないんです。それよりも、姫君は?」
カルロスがアルディスの腕を掴んでいたことを知っているウィアは、そうたずねていた。しかし、カルロスからの返事がなく、アルディスの姿がないことに彼は目敏く気がついているのだった。
「わけがわかりませんね」
そう呟いているウィア。その時、ようやく気がついたミスティリーナが驚いたような声を出していた。
「ここってどうなってるのよ。魔法が使えないじゃない!」
「まさか!」
彼女の叫び声に、ウィアも思わず口の中で魔法を唱えている。しかし、呪文など間違えるはずもない簡単な回復魔法が発動する気配をみせない。
「ウィア、ここがどこかわかるか?」
「私だって、万能じゃないんです。それよりも、姫君は?」
カルロスがアルディスの腕を掴んでいたことを知っているウィアは、そうたずねていた。しかし、カルロスからの返事がなく、アルディスの姿がないことに彼は目敏く気がついているのだった。
「わけがわかりませんね」
そう呟いているウィア。その時、ようやく気がついたミスティリーナが驚いたような声を出していた。
「ここってどうなってるのよ。魔法が使えないじゃない!」
「まさか!」
彼女の叫び声に、ウィアも思わず口の中で魔法を唱えている。しかし、呪文など間違えるはずもない簡単な回復魔法が発動する気配をみせない。


