ウィアの言葉はセシリアにとっては信じられないことだったろう。彼の言葉が本当なら、一刻も早く安全な場所に移動しないといけない。しかし、そんな場所があるのかとセシリアは頭をかかえこんでいた。グローリアにある神竜の結界をシュルツとジェリータの兄妹はあっさりと破ったのだ。ならば、どこが安全な場だといえるのか。悩むセシリアの耳に聞き覚えのある声が聞こえていた。
「さすがはセシリア様ですわね。大神殿を見張っていて正解でしたわ。セシリア様は見事に聖王女を呼び戻していらっしゃる」
そう言うなり笑い出すのはマレーネ。自分の正体が暴露された以上、二度と姿をみせないだろうと思っていた相手があらわれたことにセシリアは驚いているのだった。ポカンとした顔で彼女はマレーネをみているが、マレーネは気にもしていない。
「お姫様、いらっしゃい。あなたを待っている方がいましてよ」
そう言いながらアルディスを手招いている。そして、それに魅入られたようにアルディスは引き寄せられている。
「さすがはセシリア様ですわね。大神殿を見張っていて正解でしたわ。セシリア様は見事に聖王女を呼び戻していらっしゃる」
そう言うなり笑い出すのはマレーネ。自分の正体が暴露された以上、二度と姿をみせないだろうと思っていた相手があらわれたことにセシリアは驚いているのだった。ポカンとした顔で彼女はマレーネをみているが、マレーネは気にもしていない。
「お姫様、いらっしゃい。あなたを待っている方がいましてよ」
そう言いながらアルディスを手招いている。そして、それに魅入られたようにアルディスは引き寄せられている。


