白と黒の神話

「セシリア、セシリアはいるか!」


 その声に聞き覚えのあるウィアは、ヒョイとその方をみている。するとそこには、すっかり慌てた顔のジャスティンがいるのだった。


「どうかされましたか?」

「セシリアは?」

「こちらにはおられませんよ」


 その言葉にチッと舌打ちをするジャスティン。そんな彼をウィアは興味深そうにみている。


「どのあたりにいられるか見当はつきます。ご案内しましょうか」