地下へと続く階段は誰が作ったのかわからないが、石を組んで作ったもの。そして、暗がりでも大丈夫なように等間隔で配置されている燭台。それらはゆらゆらと揺れてはいるが、消えるということはない。一体、どのような仕掛けになっているのかとも思うが、今はそれどころではない。やがて、目の前が白く輝く光にあふれている。そこは階段の終着点であり、高い天井の広間でもあるのだった。
城の地下にこのようなものがあるとは思ってもいなかったセシリアは、ポカンとした顔をしている。地下であるのに広間は光であふれ、中央には天井近くまであるような像が立っている。
「あれは、創世神の像よね」
ここにどうしてあるのだろうかという思いも感じられるセシリアの声。そして、その像の前に一冊の本があるのをみつけた彼女は、慌ててそのそばに近寄っているのだった。それはかなり古びたものであり、秘文書というのが相応しいともいえるだろう。こんなに簡単にみつかるとは思ってもいなかったセシリアは、早速、手をのばそうとしているのだった。
城の地下にこのようなものがあるとは思ってもいなかったセシリアは、ポカンとした顔をしている。地下であるのに広間は光であふれ、中央には天井近くまであるような像が立っている。
「あれは、創世神の像よね」
ここにどうしてあるのだろうかという思いも感じられるセシリアの声。そして、その像の前に一冊の本があるのをみつけた彼女は、慌ててそのそばに近寄っているのだった。それはかなり古びたものであり、秘文書というのが相応しいともいえるだろう。こんなに簡単にみつかるとは思ってもいなかったセシリアは、早速、手をのばそうとしているのだった。


