思ったよりも中が広いことに驚いているミスティリーナ。その視線はあちらこちらとさまよっている。ここにあるものはどれもが興味をそそられるものばかり。しかし、今はそんな時ではないとミスティリーナは気持ちをきりかえたようだった。今は聖水晶のことを調べなければいけないのだ。そうやって、宝物庫の中を奥へと進んでいくセシリアたちの前に、一枚の肖像画が姿をあらわしていた。
それの周りには他に何もおかれていない。だからこそ目を引くといえるのだろう。その肖像画をみたセシリアはモデルが誰かわかると微笑みを浮かべているのだった。
「どこにしまったと思っていたら……」
「どうしたんだ、セシリア」
彼女の言葉にひかれるように近寄ったカルロス。その彼は肖像画をみると、固まったようになっていた。
「どうかなされましたか」
カルロスの様子が気になったらしいウィアが近寄っている。その彼もカルロスのみていたものを目にした時、同じようになってしまっている。
それの周りには他に何もおかれていない。だからこそ目を引くといえるのだろう。その肖像画をみたセシリアはモデルが誰かわかると微笑みを浮かべているのだった。
「どこにしまったと思っていたら……」
「どうしたんだ、セシリア」
彼女の言葉にひかれるように近寄ったカルロス。その彼は肖像画をみると、固まったようになっていた。
「どうかなされましたか」
カルロスの様子が気になったらしいウィアが近寄っている。その彼もカルロスのみていたものを目にした時、同じようになってしまっている。


