あれから、
朝のチャイムがなって
私は授業へ。

君は帰ってしまった
「また明日、中原凛ちゃん。」
そう一言残して



「あ、」
名前...

「どした?」
理沙が聞いてきたけど
なんでもないって軽く流す


そういえば
名前聞いてなかった。

明日は名前聞かなきゃ。



..._翌日


「このクラスに転入生だ。」
その先生の言葉を聞いたとき
君だってすぐわかった。

入ってきたのは
確かに君だったしね

「斉藤大地です。」
このクラスだったんだ。
1年A組

A組は
成績優秀の集まり。

正直言って
絶対このクラスじゃないと思ってた。

「なんでこのクラス?
って顔だな」
空いている席に
腰掛けながら言う君は

ななめ後ろの席。

「名前、大地って言うんだね。」

大地と凛が話している姿を見て
ほとんどの生徒が驚いていた