「屋上はなんて静かなんだろ。」
独り言を呟き仰向きに寝転ぶ。

私の長い髪、
寝転ぶのには邪魔。

一度起き上がり横で髪を束ねる。
そして再び寝転ぶ。

高1の11月。
寒いけど太陽の光が
気持ちいい。

かすかに聞こえる
体育館からのつまらない話。

「集会って
なんのためにあるんだか。」
目を閉じてチャイムがなるまで
ずっとこうしてるのが
私の月曜日の日課。


でも今日はチャイムが
なる前に目を開けることになっちゃって。

日課が崩れたのは
その日が初めて。