...チュンチュン
鳥の鳴く声
いつもと変わらない朝。
私、中原凛(ナカハラリン)は
いつものように起きて支度して家をでた。
今日は月曜日、週の始まり。
学校では朝の集会がある日だ。
決まっていつも私はサボる。
教室に入り机に鞄を置き、
教室から出て行こうとする私を
止めるのは
親友の野中理沙(ノナカリサ)。
「どこいくの。」
わかってるくせに理沙は聞く。
「今日、月曜だよ?」
私は理沙に笑顔を残し
いつもの場所へむかう。
「まったく凛は...」
理沙は体育館へ。
月曜日の朝、
決まって凛が向かう場所。
大きな空が広がる、
屋上。