学校へは歩いて10分位。
だけど私は早めに行き音楽室へ向かう。

誰もいない朝の音楽室。鞄を置き、私は歌を歌う。

「~~♪」

私は歌うことが好き。理由は単純、春くんが私の歌う歌が好きだから。

私は春くんを思い浮かべながら歌を歌う。

すると扉から声が聞こえた。

『きれいな歌声だね。歌うの好きなの?』
「!!!!!」

驚きのあまり転んでしまった。

『あははっ。かわいい。大丈夫?』
と手を出してくれた。

「か、かわ、かわいい!?」

パニックのあまりかんでしまった。恥ずかしくって私は鞄を持ち、音楽室を去った。