すると石が突然光りだし、上からは聞き覚えのある声が降ってきた。




『はぁーい♪覚えてるかな?案内人でーす!♡』





!最初の町で出てきた…!




『1人も欠けずに来るなんてやるじゃない!…ふふ、まぁみんな不安を抱えているようだけど?』




!見透かされてる…




でも、みんなって…




他の5人も何か考えてるのよね…?




『私には関係ないけど!じゃ、"魔王の城"に行くよ~』




軽い調子で言うと、彼女は指を鳴らした。




するとフワリ、と体が浮いた。




『精々苦しんで!ばーい!』




人差し指をヒョイと降ると、私たちは吹っ飛ばされた。





「「ぎゃぁあぁあぁぁあ!!!!」」




目が…目が回る~~~!!!





とにかく私たちは"真実の町"を出た。