突然、美々が問いかける。




「あれ?でも魔王の城ってどうやっていくの?」




「……」




「あーー!忘れてた!!」




「た、確かに!!船ないし、周り海だし!!」




「お、落ち着け!こーゆー時こそ本だろーぅ?」




「いやワイルドはいいから!本みるよー!」




本を見ると…





"キズナノイシに触って、魔王の元へ!って叫んでね!"




と書いてあった。





美々はカバンから石を取り出した。





「みんな、用意はいいな?」





拓也が一人一人の顔を見渡す。





大丈夫。覚悟はできてる。





「せーの!」






「「魔王の元へ!!!」」