しばらく歩くと、足場の悪い所に出た。 岩がゴツゴツしていて歩きづらい。 俺達の体力を早く、確実に奪って行く。 もし今モンスターが現れたら…と思うと 不安で仕方なかった。 「痛っ」 その声で振り向くと、少し後ろで座り込んでいる美々が目に入った。 右足首あたりをさすっている。