翌日叔父さんはお酒の飲みすぎで使い物にならなかった

布団から出ないし、告別式にも出なかった

ただ、この一連の行事が終わるのを布団の中で待っているという感じだった。
助けてくれる大人は誰もいなかった

だから必死で私の兄弟と近状のおばさんたちの手伝いで告別式をした。
私は、母との別れをきちんとできたのだろうか
それくらい慌しかった

そして、火葬場に着きあっという間に母は骨になった

薬漬けと不摂生で骨はボロボロで頭蓋骨はなぜか一部が変色していた。

「これは薬のせいよ。」
っと誰だかわからない人に教えてもらった

母は本当に病気だったんだとそのとき初めて事実もあったんだと思った

母の彼は、お通夜にも告別式のも来なかった。

正式にいうとお通夜に来たらしいのだが
誰かが追い返したようだ

母の荷物を抱えて、そしてそれだけを置いて帰ったらしい
母を救急車に乗せ、最後を姉や兄と看取った男は、
再婚まで母は考えていたのに
誰からも認められず最後の別れもできずだったことは少し同情した

でも、今から思えば、母が一人再婚を考えていただけかもしれない
愛されていたのか
それさえ、疑問に思う