父方の家族も、馬鹿ではない。

だから、行動がおかしいことに気が付きたくさん揉めたらしい

何年もかけて話し合いは続いたのだと聞いた。

でも、入ったお金は泡のように

母方の親族のおかげで消えていった。


私達が受け取った事になっていたお金は

定期になっていなかったので、
母を騙せば簡単に大金を手にする事はできた。

母はきっと自分の兄弟、親に見離される日が来るなんて思っていなかったんだろう

だから、ホイホイと言葉だけを信じて
お金を渡していく

今思えば母の事を心から考える親も兄弟も居なかった

薄情な自分さえよければ良いさ。と言う人の集まりだった


子供たちの事より、お金に寄り付く母方の親族を見かねてだんだんに父方も口を挟むようになった。

父方は、本当に私達の事をよく考えてくれていた。

子供たちの将来の為に今のうちにお金は定期にしようと
良い続けてくれたらしい

あまりに父方がうるさいからと

父の建てた家まで売る事になり私達は、持ち家を手放し借家を借りた。

父の母(おばあちゃん宅)があまりにも家から近かったから

母にとっても居ずらかったのだろう。


そして、家までもお金に変わった

父の生きた証は何も残らないお金に変わったのだ。

お金はまた人を呼ぶ。

金に飢えた人はこの世にこんなにも居る事を私は知る事になった。