『歩』〜人は愚か〜

春が過ぎ、夏が来る頃私は、母にあることを頼みに母の住む母の彼の家に出掛けた。

「お母さん、夏が終わる頃運動会用の白い靴と靴下買って私バトン前で踊ることになっんだ」


そう言うと母は嬉しそうに笑って
「わかった」

と言ってくれた


少し母と話をそのまましていた。

学校のこと、友達のこと、母の体調のこと

そして夕方になるころ母は私にこんなことを言った





「母さん結婚してもいい」






私の時間が止まった気がした