私の名前がある事に大きい姉ちゃんは不満だったようだ。

その日から、大きい姉ちゃんに私は避けられていた


避けられていたというよりは

1人で姉ちゃんは塞ぎこんでいたのかもしれない


レッスン料が巨額で

「諦めなさい!」

と母に言われたのだろう


私は芸能界も結局金かよ!

やっぱり浮かれた世界の住人だと思った。



そして、姉のアイドルへの夢は消えた

私は今でも私の名前が合格通知にあった意味が解らないでいる



母はその事があって以来また家に帰って来なくなった。




そして、私は小学生になった。

私の小学生活は、父が亡くなってからもっとも悲惨な時期だった。


いまでも、生きている事が不思議だ



『捨てる神あれば拾う神あり』




そんな6年間が幕を開ける