そんな時、花音に出会った。 『いつ悪くなるかわかんないのに、 それを恐れて自分の夢をあきらめるなんて、 そんなの、もったいないよ!』 『生きていれば、なんとでもなるよ! 生きていれば・・・ 大丈夫だよ・・・』 前向きな言葉を、 たくさん俺にくれた。 『大丈夫だよ』 『好きだよ』 俺の左側から、顔を覗き込んで笑う花音に、 どれだけ救われただろうか・・・