「1/4の奇跡」左側の君に【完】











そんな時、花音に出会った。










『いつ悪くなるかわかんないのに、


それを恐れて自分の夢をあきらめるなんて、


そんなの、もったいないよ!』





『生きていれば、なんとでもなるよ!


生きていれば・・・



大丈夫だよ・・・』







前向きな言葉を、



たくさん俺にくれた。







『大丈夫だよ』





『好きだよ』













俺の左側から、顔を覗き込んで笑う花音に、




どれだけ救われただろうか・・・