大丈夫だと思ってた。
このままずっと何があっても拓人を好きでいるって、
思ってた。
何があっても、
何があっても・・・・
でも、結婚て・・・
しかも相手も見ちゃって
私・・・見たくなかった。
そんなの知りたくなかった。
「おめでとう・・・拓人」
心にもないことを口にした。
「花音も、幸せになれ。
俺は、幸せになる。
だから、花音も幸せになれよ」
遠くで子供たちがシートをたたみ始めた。
「じゃあ・・行くな・・俺」
私の元から走り去って、
女の先生・・・彼女の元へ。
楽しそうに手話で話し合っていて。
何を話しているのかもわからない。
入り込めない。
そうか・・彼女と拓人は、
夫婦になるんだ。



