「1/4の奇跡」左側の君に【完】








大丈夫だと思ってた。



このままずっと何があっても拓人を好きでいるって、


思ってた。



何があっても、







何があっても・・・・








でも、結婚て・・・




しかも相手も見ちゃって






私・・・見たくなかった。




そんなの知りたくなかった。










「おめでとう・・・拓人」





心にもないことを口にした。








「花音も、幸せになれ。





俺は、幸せになる。




だから、花音も幸せになれよ」









遠くで子供たちがシートをたたみ始めた。









「じゃあ・・行くな・・俺」











私の元から走り去って、




女の先生・・・彼女の元へ。




楽しそうに手話で話し合っていて。









何を話しているのかもわからない。




入り込めない。











そうか・・彼女と拓人は、







夫婦になるんだ。